職業ごとにも異なるボーナスの支給傾向

企業に勤めている中で得られる収入には、月々の給与の他にもボーナスというものがある。ボーナスとは、別名で賞与とも呼ばれるものであり、月々に支給される給与とは別途支給される賃金のことを指している。ボーナスが支給される時期は、基本的に会社の決算が行われる前後の時期が多い。6月から8月にかけての夏の決算に合わせた夏季賞与、そして10月から12月にかけての冬の決算に合わせた冬季賞与があり、そのうちの一方が支給されるかどちらとも支給されるかが一般的だと言える。

支給される金額に特別な決まりはないものの、おおよその場合は基本給を基準に算出されるようだ。手当を差し引いた基本給の金額のうち、何か月分かがボーナスとして支給されることが多い。ただし、ボーナスはすべての企業で支給されるわけではない。法律上でもボーナスの支給が必須ではないため、当然ながら支給されない企業もある。そして雇用形態によっても差があり、一般的には正社員が支給対象で、パートやアルバイトは対象外のケースも多い。

ボーナスの支給が期待できる業界・職業もあり、ガスや水道業界の職業ならば支給されやすい傾向にあるようだ。一方で、娯楽関係の職業では支給されにくい傾向があると言える。ボーナスには特別な制度がないため、悪質な場合は突然正当な理由なくボーナスカットするような企業も存在しており問題になっている。不当なボーナスカットは、たとえボーナスの支給が任意になっているとは言っても違法なこともあるので、労基などへ相談するとよいだろう。